2015年1月25日日曜日

寒い早朝の図書返却、『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』を読み終える

寒い朝の6時過ぎに図書館の本を返却に行ってきました。(20150124)
川口マーン惠美さんの『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』 (講談社+α新書)です。
返却日までに読み終えることができず、あと少しのところまできていました。
そこで返却日の翌朝、読みきってから返却することにしました。
その時点では、本のスキャンは既に終えていたのですが、けいじは紙で読む方が好きですからね。
翌朝は3時半に目覚めたので、余裕で読みきったしだいです。
けいじに関心のある内容が多いせいかいつもより読むのに時間がかかってしまいました。
そのあと、毎朝の食器類の片づけなどをしてその日の腰の調子を診ました。
なかなか、いい感じです。
それから起きた時の衣類にウォームイージーカーゴ、ライトダウンジャケットをまとい、帽子、手袋を身につけて、裸足のまま靴(レインウォーカー)をはいて散歩がてらブックポストに返却本を入れてきました。
外はすごく寒いのに不思議と寒さは感じませんでしたね。
川口マーン惠美さんはゴッホのファンでもありアルルやサン・レミにゴッホの足跡を訪ねたことがあるようです。
それだけに、自然を見る目が敏感なように思います。
ゴッホも感じたであろうアルプス越えの光と色の変化を体感したようでもあります。
その川口マーン惠美さんが【南ヨーロッパに負けぬ豊穣な日本】と題して日本のよいところを紹介してくれています。
引用させていただきます。
◆関東から南は、冬でも何かしら生えているので、ぼんやりしていても、すぐに飢え死にすることはない。凍え死ぬほど寒くもならない。北海道や東北はそれなりに寒いが、しかし、それを補って余りある魚資源がある。お米も穫れる。お酒もおいしい。やはり恵まれている。
◆宮城県に行ったときは、その緑の深さに感動した。いろいろなトーンの緑が、それこそ折り重なるように迫ってくる。
◆都会を離れると、突然、山と森が目に飛び込んできて、ああ、これが私たちの命の源だったのだと感じる。
◆以前、イタリアのジェノバの近くのチンクエ・テッレに行ったとき、海と険しい山の迫る光景に、強烈に日本を思い出したことがあった。今では世界遺産に指定されている場所だが、ここら辺は地形だけでなく、植物相も似ていたように思う。
◆地中海一帯は広葉樹林が広がり、光も明るく、四国か九州にいるような気がした。北イタリアと南日本は共通点がある。
◆日本で、冬、頭上に青空が広がっているのを見るたびに、僥倖だと思う。日本人の呑気さと性善説の考え方は、気候の穏やかさから来るに違いない。
◆春には桜を愛で、秋には紅葉を愛で、私たちは暮らしてきた。
◆これらの恵みによって、日本人は連綿と生き続けてこられたのだと思う。
川口マーン惠美さんの本は、けいじにとっては読みごたえのある、いい本だとと思い、伴侶にもすすめているのですがね。

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