2015年6月26日金曜日

『<わたし> ―真実と主観性』、人間とコンピュータの違いが詳細にわかる

千葉工業大学公開講座で最後に学んだ「人間より賢いコンピュータはできるのか」の講義を受けていて、スピリッチュアルの世界にはコンピュータはたどり着けないだろうと考えたという話を紹介していました。
すると、いま読んでいる本『<わたし> ―真実と主観性』にそのことに触れた文章が出てきましたですわ。
シンクロニシティというのか、いやはやこれには驚きました。
紹介しましょう。
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最も進化したコンビコータでさえ、一人の人間であることの任務に匹敵するものはありません。その明白な証拠に、人間はコンピュータに入れることができる意識的なデータだけでなく、無意識的なデータと、皆目見当もつかないようなエネルギーフィールド、個人と集団のカルマの傾向を取り扱わなければなりません。
したがって、大部分の最も重要なデータが抜けているので、どんなコンピュータもそのようにプログラミングすることはできません。
結果として、人間は膨大な任務を遂行しなければならないのです。そして遂行するにも、脳の機能的、構造的な制限に加え、報酬/快楽回路と、簡単にプログラミングできてしまう単純なソフトウェアを内蔵しているという障害もあります。心は複雑なデータを処理するために、それを分類や論理アルゴリズムに一括するというショートカット機能を利用します。したがって、入ってくる情報のすべてが他のデータと類似しているかいないかを瞬時に決定しなければなりません。さらに心とそのソフトウェアは、こうした複雑性に対応するだけでなく、それを徹底的に"経験"しなければならないのです。そして分析する間もなく、心は経験を自動的に編集してメモリのデータバンクの中にファイリングし、それをパッケージにして提供します。
データは形態だけでなく、より重要な要素として、感情の微妙なグラデーションによって、どこに保存されるかが決定されます。いくつかのデータは呼び出すことができますが、そのほとんどが埋もれてしまい、意識に浮上することはありません。
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この説明を知ってしまうと、コンピュータにできるのは意識的なデータだけですから、到底人間の真似はできないわけとなります。
しかし、この人間の分析は恐るべき高度な内容ですね。
恐れ入りました。
すばらしい本に出会えてよかったですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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