2018年5月13日日曜日

平松 類さんの『老人の取扱説明書』、「老化の正体」には"目から鱗"、予防策により老化による体の変化を遅らせよう

またまた、すばらしい本と出会いました。
『老人の取扱説明書』(平松 類、SB新書)です。
本のタイトルに引かれて予約してみました。
図書館から届いた本を手に取って読んでみました。
引き込まれてしまって、あれよあれよという間に読み切ってしまいました。
カミさんにも早く読ませたいと思いながら。
タイトルから予想していた何か固いイメージとは、まったく異なっていました。
まさに高齢者にならんとしている、けいじに最高の指南書のようでした。
読んでいて、普段感じていた老人たちの不可解な行動にも、それなりの理由があったんだと、変に納得しました。
車を運転していると、信号が赤なのに横断歩道をゆうゆうと渡ったりするおばあさん、自転車で道路を危険も顧みず平気で横切ったりするおじいさんたちに何度か出くわしたことがあります。
それが性格やボケによるのではなく、老化による体の変化、つまり目や耳の衰えなどからきているもののようなのです。
ひょっとして、このような老人もハンドルを握っているのかもしれないと、思うとゾッとしますけどね。
自動運転の一刻も早い完成を期待したいものです。
そのような具体的事例を紹介して、対処方法と解決策・予防策をアドバイスしてくれています。
まさに目から鱗ですわ。
けいじも段々そうなっていくのだと自戒しています。
老化による体の変化を遅らせるために、気を引き締めて予防策を取り入れていきたいと思っています。
本書の【はじめに】と【目次】を見ればだいたいの内容がつかめます。
電子書籍の無料サンプルがありましたので、リンクを貼っておきます。
【おわりに】(p218-p220)からは、これからの社会に期待したい言葉を拾ってみました。
◆日本がもっと高齢者に優しい社会になってほしいとも思って書きました。
◆「老化の正体」を知ることができれば、もっと読みやすい書類をつくるように各社がなるでしょう。料理の味付けも考えてくれるでしょう。このように社会がもっと高齢者に優しくなり、今の若い人たちが高齢者になった時はもっと優しい社会に進化しているはずです。
◆現状をチャンスと捉えて新しい日本をつくれば、世界に先駆けた高齢者に優しい国となり、世界中から注目されて他の国々も高齢者が暮らしやすい社会となるはずですし、そうなってほしいと思っています。
確かに気難しい老人のお相手をするのは大変だと思います。
この本を何度もよく読んで、先ずはそのような老人にならないように、できるだけ体の老化を遅らせるように予防策に取り組んでいきたいと思います。
それとともに、これからは老化による体の変化、「老化の正体」に注意を払いながらお年寄りに接していきたいと思います。
カミさんや娘たちにもこの本をススメました。
【おわりに】のなかに、次のような一節があったからです。
「世界平和のために私たちはどうしたらいいですか?」という問いに、マザー・テレサさんは「家に帰って家族を愛してあげてください」と答えたとのこと。
まずは家族からですからね。
今日は母の日です。
昨日からカミさんは実家に泊りにいってます。
早く読んで活用してほしいと思っています。
このような本が出現することによって、けいじのように標準という規格から少し外れる人々にとっても世の中は少しずつ暮らしやすくなっていくようですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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