2017年9月14日木曜日

中野信子さんの『努力不要論』、「苦労すること=努力」ではない、ライザップが思い浮かぶ

2017年9月2日(火)のブログにつづき、中野信子さんの本『努力不要論』(フォレスト出版)の再読を続けています。
ようやく第1章に入りました。
またもや、示唆に富んだことばのところで考え込んでいます。
【◎本当の努力とは何か?】(p40-42)
◆無駄な努力、報われない努力をしないためにはどうすればいいのでしょうか?
言い換えれば、報われる努力の方法とはどんなものなのでしょうか?
答えはとてもシンプルです。
目的(目標)と、それを達成するための戦略を立てる。そして、タスクを一つひとつ処埋していくだけです。
◆戦略をきちんと立てることが最重要です。普通は、人というのは面倒くさがりなものですから、戦略を立てるプロセスを飛ばし、1日か2日くらい何かをすると、努力した気になって満足してしまう。目標を達成できるほうが不思議です。
◆どんなに世の中がダイエット本であふれかえっても太った人は減りません。これは、1週間や2週間、運動したり、食べなかったりするだけで、なんとなくやった気になってしまうから。
◆でも、それは努力といえるでしょうか?
本人は、努力していると思っているのです。こうした、戦略のない「無意味な努力」を讃える風潮があるのも良くないことです。自己満足しているから気持ちいいとは思いますが、これでは真の努力とはいえません。
◆努力というと普通の人は、苦労した分だけ成果が出る、と思い込まされているのではないでしょうか? しかし、「苦労すること=努力」ではないのです。
◆真の努力というのは本来、成果を出すために必要な①目的を設定する、②戦略を立てる、③実行する、という3段階のプロセスを踏むことです。
どれが間違っていても結果は出ません。たとえば、数学ができるようになりたいのに一生懸命外国語の単語を覚えても仕方ありませんよね。これは、②戦略を立てる、が間違っているのです。いくら苦労しても努力は実を結びません。
ともすると、下線の個所のように、けいじが陥りがちな点を指摘されているようで、耳が痛いですわ。
これを読んでいて、ライザップが思い浮かびました。
この①②③の3段階プロセスを物の見事に達成させるようなプログラムになっているから、みなさんダイエットに成功しているのでしょうかなと思いましたわ。
やはり、目的(目標)を達成するためには、①目的を設定する、②戦略を立てる、③実行する、という3段階のプロセスが大切なのですね。
有り難いことですわ。
ありがとうございます。

0 件のコメント: