2013年12月24日火曜日

赤ちゃんは天からの遣いかも、正しい食べ物を教えてくれる(つづき)

赤ちゃんがどれだけたいへんな思いをして食事改善を訴えているか、からだからの声を聞いてみましょう。
山西みな子さんの本からそっくり一部を引用させていただきます。
《育てにくい子どもを抱えて、おろおろしているお母さんはとても多いものです。
育てにくさのうち、ことに多いのが「泣く」ことですが、「アトピー性皮膚炎」や、また、「乳児湿疹」といわれる皮膚の異常を認める赤ちゃんの場合もあるでしょう。
大人になってからも、柔らかですべすべしたうすピンク色の皮膚をしてつやつやしている人をみると、「まるで赤ちゃんの肌みたい」と表現したりします。赤ちゃんの肌は、美しい皮膚のモデルとでもいうべき状態であってほしいものです。
ところが、どうでしょう。乳児検診の日に役場の保健センターや、あるいは、小児科医院のロビーで待ち合わせている乳児たちをとっぷりと眺めてごらんなさい。
頭の毛がこびりついて、苔のようにねばった黒く汚れた頭皮の子や、額が赤いプツプツでいっぱいの子や、眉毛の中に黄色い粘ったのりがついたようになっている子、頬っぺたがかさかさでざらついている子、頬にプツプツができている子、耳の周囲がきれて血がにじんでいる子、耳あかが黄色い汁のようになって耳の外の周りまで垂れてきてこびりついている子、目の白目のところが兎の目のように真っ赤になっている子、鼻の穴が今にもふさがりそうな黄色いかたまりをくっつけている子、抱くと異様なにおいを発生している首のしわのただれた子。一般には裸になっている子を見る機会は少ないと思いますが、からだ中の皮膚という皮膚と、からだ中の、外に向いてあいている小さな穴という穴のすべてに異変が生じている子もいることがわかるでしょう。だから、お尻は赤くただれ、おちんちんはときどきその先端が水ぶくれになったり、男女を問わず、赤ちゃんのおっぱいのところの皮膚が、まるで赤いイチゴをつぶして両方にくっつけたように浸出液がにじみ出て、肌着につくので、それが乾いて固くなり、それでまたこすれて血がにじんでいることもあります。
からだ中の、しわというしわは赤く色づき、関節の後面や、またその周囲の皮膚にぽつぽつと赤い吹き出ものを伴った白いかさかさでかゆみの強い異常を示しているもの、などなど、拾いあげていたらきりがないくらいの異変にとりつかれている赤ちゃんもいます。
赤ちゃんたちはあちこちと引っかききずをつくるので、そのきずに感染したばい菌のために化膿して膿庖ができている子もいます。強いかゆみで赤ちゃんたちは、ひっかかずにいられないというふうに首を左右に激しく振り、ふとんや枕にこすりつけたり、着物にこすりつけるように背中を振ってからだのかゆみとたたかっています。赤ちゃんにとっていちばん気持ちのよいのは、自分の手の指で、かゆいところをたっぷりとかくことができるときだと思われます。ところが、そうすることはいけないことだといって、赤ちゃんが大好きなお母さんでさえ、赤ちゃんの手に手袋をはめてしまいます。そして気持ちよくかくことを妨害するのです。かゆくてかゆくていらついている子どもは、その両方の目もうつろで、魂がよみがえったような赤ちゃん特有のいきいきとした活力が認められないものです。
そういう子に限って、異様に甲高く大きい声で、だみ声やしゃがれ声で泣き切るように泣き叫び、親を困らせます。
子どもが泣くと、お母さんは困らされたと思いますが、本当は逆なのです。赤ちゃんこそいい迷惑をこうむり、しゃくにさわり、泣かずにいられないほどつらいのです。これほどまで赤ちゃんにつらい思いをさせておきながら、かわいそうな体質をつくってしまった原因は、お母さん自身の妊娠中の毎日の食物であったのだ、ということに気づいている人は少ないものです。》
(山西みな子著「母乳で育てるコツ」『妊娠中の食物が子の体質をつくる』より)
これほど、ひどい赤ちゃんたちがいるとは思ってもみませんでした。
このように赤ちゃんのからだからの訴えを聞いて(見て)いると、食生活がいかに大切かがわかりますよね。
けいじも意を強くして、粗食生活に邁進ですわ。
我が孫娘、あこちゃんの顔の湿疹は引いてきましたが、からだのほうにまだ少し残っていますね。

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