2012年4月18日水曜日

腰痛と闘わないで生きる、中村仁一先生の本から教わる

最近の新聞広告によく紹介されている中村仁一先生の本を読んでいます。
●「大往生したけりゃ医療とかかわるな「自然死」のすすめ」
●「幸せなご臨終「医者」の手にかかって死なない死に方」
後者の本の「病気と闘わないで生きる」には次の言葉が書かれています。
『病気との共存が要請される成人病時代には、完治を目指す"闘病"という
概念はふさわしくない。あまりにも病気にとらわれすぎた考え方だと思う。
もっと気楽に病気を生活の一部としてとらえ、あまり病気に支配されない
生き方が望ましい。病気をできるだけ軽く、小さくしようとするのはいいが、
ゆめゆめ追放、駆逐しようなどと思わないことである。』
また、随所に、『慢性疾患、生活習慣病という、「うつらない」=「治らない」
病気はいくら精密検査をして詳しくわかったところで、それを完治させる
方法はないのである。これらは、生涯つきあう病気である』というような
ことが書かれています。
腰痛になれば、早く治りたい、もとの状態に早く戻りたいと考えて、焦って
きたようにも思います。
しかし、慢性疾患である腰痛は、もとの状態には戻らないのですね!
そのことが、今わかって気持ちがスッと軽くなりしました。
腰痛を生活の一部としてとらえ、症状や苦痛の軽減を図りながら、腰痛と生涯
仲良くつきあっていけばよいということが、はじめて実感できたように思います。
今まで、認めたくなかった暗部でもあったように思います。
前者の本に書いてありましたが、中村先生も腰部脊柱菅狭窄症のため、遠距離を
歩くと右下肢がしびれて歩けなくなってしまう症状があるとのこと。
これを読んでから、遠距離を歩かなくてすむように、自転車を多用するような
生活スタイルに変換しつつあります。
また、かなり強烈な不整脈に見舞われ、のど元が詰まって夜中に飛び起きる
という発作に、再三見舞われたようです。
拠り所を仏教に求め、のめり込んだようです。
これから得たヒントは、宗教的な悟りの境地に達すれば、「治らない」病気も
治るかもしれないかな、という光が見えたことです。
希望として、少しぐらいの奇跡は信じていたいですからね!

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